カーリング物語 第1話【AI】

小説・創作

iroha-nihohe
iroha-nihohe

冬のスポーツの小説を生成してよ。

AI
AI

わかりました!

〜転んだアルバイトが目指すは、日本代表の座〜

リンクの冷気が、夕方の疲れた身体にまとわりつく。アルバイト先のラーメン屋を出たばかりの俺は、店の油の匂いをまとったまま、地元リンク「北野アイスパーク」の前で立ち止まった。

「……五百円でカーリング体験?」

貼り紙を二度見した。五百円。ワンコイン。ラーメンの替え玉より安い。

今日はシフトも短かったし、なんか面白そうだし——いや、ただ単に暇だった。

「すみませーん、まだ体験できます?」

入り口で声をかけると、スケート靴を履いた女性スタッフが笑顔で会釈した。

「はい、大丈夫ですよ! 滑りにくい靴もありますので」

「……滑りにくい靴?」

その言葉を聞いた三分後、俺は氷の上で——

盛大に転んでいた。

尻を打つ「バシン!」という音が、リンク中に響いた。と同時に、近くでストーンを投げていた数名が一斉にこっちを向く。

「大丈夫ですか!?」
「初めての人には難しいからねぇ」

笑われてはいない……が、同情されているのは痛いほど伝わる。

「い、痛っ……」
氷って、こんなに硬いのか。いや硬いに決まってるけど。

立ち上がろうとした瞬間、少し離れた場所から声がした。

「君、転ぶ前にストーン見てたよね」

振り向くと、黒いパーカーの青年がこちらを見ていた。歳は俺と同じくらいか、少し上。鋭い目つきだが、不思議と嫌味はない。

「え? あ、まあ……なんとなく」

「なんとなくで軌道が追えるのは、悪くないよ」

「いやいや、見てただけですって」

「見てただけで、結果が分かるやつもいる」

青年は淡々と言い、こちらに近づいてきた。氷上なのに、全然滑ってない。重心の置き方が異常に安定している。

「あ、俺、今日初めてなんで……ルールとか何も」

「知ってる。見れば分かる」

なんで分かるんだ。というか、見れば分かるって何だ。

青年は俺の目線を追って、床に並べられたストーンを見た。

「投げてみる?」

「……え、急に?」

「面白いことが起きるかもしれない」

その目は冗談を言ってる光じゃなかった。怖いというより、不思議と胸がざわつく。

──まあいい。五百円の元を取るためにもやってみるか。

「じゃ、ちょっとだけ……」

フォームの説明を受け、なんとか膝をつき、ストーンの取っ手をつかむ。体勢は決まっていない。重心も揺れている。絶対ちゃんと投げられてない。

それなのに。

ストーンは氷を滑り、ぐん、と伸びて、最後はリンク中央のほぼ狙った位置で──

ピタッと止まった。

周りがざわついた。

「え、初心者?」
「今の、偶然……?」
「いや、あの軌道、普通は止まらんぞ」

青年の目だけが変わらなかった。ただ、ほんの少し口角が上がった。

「ほら。言っただろ」

「な、何が……?」

「君、向いてるよ。カーリング」

「……いやいやいや、絶対偶然ですよ!」

「偶然で、あそこには止まらない」

青年はストーンを見つめ、低く言った。

「名前は?」

「え? あ、木島。木島悠斗」

「俺は篠森(しのもり)。——ようこそ、氷の世界へ。木島」

そのときの俺はまだ知らなかった。この一投が、十年後、“日本代表争いの渦”に飛び込む入口だったということを。

ただ、尻の痛みだけはやたらとリアルだった。

カーリング小説・第2話 →


コメント

タイトルとURLをコピーしました